メディカルクラークという言葉をご存じない方も多いと思います。クラークとは英語で【事務員】という意味で、医療に関わる事務員というのが言葉の文字通りの意味になります。しかし、実際の守備範囲は非常に広く、【医療行為を行わない医者】という評価すらある位、現場での業務の重要性は高いと言われています。 「病は気から」という言葉がありますが、文字通り病気にはメンタル面が非常に左右します。メディカルクラークは、患者さんとの直接的な言葉のやりとりで、患者さんを安心させたり、勇気づける一方で、医者や看護師が効率的に医療行為に携われるように、患者さんの状況の把握、医療器具の整備、別の科のお医者さん(レントゲン科・麻酔科・整形外科など)とのスムーズで正確な情報共有の補佐、また理学療法士や保育士など直接的な医療行為以外のリハビリテーションや患者さんの子どもの応対などなど。非常に高いコミュニケーション能力が求められます。 また他方、本来の医療事務の仕事も多くの計算業務(診療報酬請求事務・レセプト)や帳票類の管理、など効率的に仕事をこなすデジタルな頭脳と一人ひとりの患者さんに暖かく対応するアナログな部分を上手に共存させなければなりません。
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メディカルクラークの試験は1級と2級とに分かれています。受験資格において性別や年齢による制限はありません。ただし、そうは言っても誰でも受検できるわけではなく、 ■医療機関で「医療事務職として6ヶ月以上の実務経験を有する」者 もしくは ■「2級試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合する教育機関などが行う教育訓練を修了した者 にのみ2級の受験資格が与えられます。 そして2級の技能試験に合格した上で ■医療機関で「医療事務職として実務経験を1年6ヵ月以上有する」者 もしくは ■「1級試験受験資格に関する教育訓練ガイドライン」に適合する教育機関などが行う教育訓練を修了した者 もしくは ■医療機関などにおいて医療事務職として実務経験3年以上ある者
となっています。 試験はどちらも医科部門と歯科部門に分かれているのが特徴です。合格の目安としては学科および実技それぞれの得点率が70%以上とされています。試験は年に1回、各都道府県毎に実施されます。 実技の「患者接遇」や「診療報酬請求事務」で目標点を取れない人が多く、接遇は得意だけれども、診療報酬請求事務は苦手とか、場合によっては逆のケースもあります。この両方の業務をバランスよくこなすことが医療現場では求められているので、ぜひ頑張りましょう。 待遇については、医療事務自体はパートでもできますが、メディカルクラークの資格を有している場合には、資格手当て等でプラス3万円位の評価をされることが一般的です。2級の試験では、医療事務一般知識、1級の試験では医療事務専門知識がそれぞれに課されますので、筆記試験をしっかりと頑張れば、実務経験のある方にとっては、実技はそれほど難しくないと言われていますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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